注文住宅を建てるあなたがするべき15のステップ

初めての家づくり、「アレもしなきゃ、コレもしなきゃ」とやることばかりで、何をやったら良いかわからなくなってしまうものです。

そこで、これだけはしなくちゃいけないイベントを時系列に合わせて15のステップにまとめました。

丁寧な業者だったら、その都度教えてくれますが、忘れ物がないようにご自身で理解しておくのも必要です。

注文住宅を検討する前の流れの理解と、検討中のイベントごとの注意事項に役立てて頂ければ幸いです。

新生活までの建築会社等がすることも含めた建築の流れはコチラ👇で説明していますので参考に。

新生活までにあなたがするべき15のステップ

ステップ① 建築会社選び

第1ステップは、新居を建ててもらう業者を探す。

住宅を建てる業者は、近所の工務店や、地域の工務店、ハウスメーカー、設計事務所など選択肢はたくさんあります。

ご近所情報、住宅展や住宅展示場、ホームページ等で情報収集をして検討していきます。

まずは、理想の家を家族で話し合うのが大切です。土地が決まっていない場合は、数社程度に絞ってから、ステップ②の土地探しをすることをおススメします。

工務店、ハウスメーカー、設計事務所のそれぞれのメリット・デメリットを理解して、建築会社選びをしてください。

建築業者の種類はこちらの記事👇も参考に

注文住宅はどこで建てるべき?住宅会社の種類とおススメ度
家を建てる建築会社は、個人の大工、小規模な工務店、大きい工務店、パワービルダー、大手ハウスメーカー、設計事務所とさまざまな選択肢があります。みなさんがはじめての建築会社選びだと思います。それぞれのメリットデメリットを比較して建築会社選びの助けとなったら幸いです。

幸せな新築生活にするには、信頼できる建築会社と巡り合えるかが、最も重要で次のステップにもつながりますので、妥協せずに納得する業者を探してくださいh

建築会社が決まると、仮契約を結び、ステップ④の詳細設計へと進んでいきます。※ただし、仮契約手法をとらない業者も多いです。

詳細設計の中で、不満が出てきて、業者を変えたくなっても、申込金等を払っているため、変えられなかったという話を良く聞きます。

仮契約と言っても、建築会社を変えるのは違約金がかかる場合もあり、仮契約の仕方次第では本契約と同等レベルの重い契約になりますので、仮契約時には内容をしっかりと精査することをおすすめします。

仮契約で押さえるべきポイントはこちら👇

注文住宅の仮契約でこれだけは押さえるべき7つのポイント
仮契約は重要な契約です。軽率な契約を行わないため、これだけは気を付けるポイントを掲載しています。

ステップ② 建てる土地の選定と取得

建てる場所がすでに決まっている場合は、このステップは飛ばしてください。

土地は『ご縁』ですので、待っていれば良い土地が見つかるというわけではありません。

家族で協議をしながら優先順位をしっかりとつけて、100満点の土地ではなく、80点満点を目指した土地探しをおすすめします。

土地の選定については、こちらの記事👇で詳しく書いています。

失敗しない土地探し|建築士の『ここだけは』ポイント教えます
初めての家づくりの、最初で最大の難関の土地選びです。 建築士目線からみた、土地選びのポイントをまとめました。最適な土地選びの一助になればと思います。

ステップ③ 金融機関との借入相談

建築費用を現金で用意できる方は、ステップ④へ。

金融機関は、大手バンク、地銀、信用金庫、ネットバンク等があります。

まずは、ネットバンクでおおよその状況を調べることをおすすめします。

今は超低金利で銀行の経営がかなり厳しい時代になってきていて一番安全な運用である住宅ローンは、銀行にとって大変重要なお客様です。

ローン利率も1%を切った商品も多い出されているですので、無理のない返済計画になるよう、信頼できる機関をお選びください。

⇨⇨⇨うちの収入だと住宅ローンの借入額と返済額はどのくらいが妥当?

ステップ④ 建築図面と仕様の承認

新生活をする上で大変影響がある、建築図面と各種仕様の承認です。

建築会社が建築主の要望に基づき詳細設計を行い、提案図面に対する建築主の指摘と建築会社の修正と要望を繰り返し、図面を仕上げていきます。

初めての家づくりにですので、何かと心配することも多いと思いますが、後悔しない計画にするには、経験ある信頼のおける建築士が担当になってくれるかに大きく影響されます。

ハウスメーカーの場合、経験が浅い設計士が担当となり苦労したという話も良く聞きます。経験を積むために、若手に任せることも企業として必要ですが、上司が行動を共にするなどフォロー体制がしっかりとできているか、営業担当に思っていることをぶつけるのも大切です。

設計については、建築主の要望に対して、土地の状況や面積などで制約があり、それをどうクリアするかは設計者のセンスにかかってきます。

デザイン、家事動線、プライバシー、部屋の大きさ等、優先順位をつけながら、設計者に要望をしっかりと伝えて納得する平面図を完成させることが大切です。

建物の仕様の決定や、長期優良住宅やZEH、省エネ住宅、性能評価等の追加手続きをどうするかもこの時点で決定する必要があります。

また、太陽光発電、蓄電池、エコキュート、ガス等の設備関連も契約前に決定します。

長期優良住宅のメリットの記事はこちら👇

2020年の太陽光発電の是非の記事はこちら👇

ステップ⑤ 建築会社との本契約

ステップ④で建築図面と仕様が決まれば、金額が確定し、建築会社との本契約となります。

本契約時には、外構工事を契約するその建築会社で行うか、別の業者に頼むかを決める必要があります。

外構工事を住宅と同じ業者に頼むメリットとしては、外構工事分も住宅ローンとローン減税に含められるというメリットがあります。

注)ローン減税については、建築費の10%以下ならば対象となります。(国税庁Q&A

別の業者の場合でも、金融機関によっては住宅ローンに含められる可能性がありますので、金融機関に確認をしてください。ただし、ローン減税は、上記国税庁Q&Aにもあるように、同一業者の場合のみになります。

デメリットとしては、建築会社も外構会社に丸投げをするだけですので、高額になる場合が多いことです。

中間金の支払いの設定も行います。
業者により変わりますが、通常、契約時10%、着手時30%、上棟時30%、完成時30%程度です。

ステップ⑥ 金融機関との借入契約

建築費は、この時点では決まっていますので、あとは借入金額、返済方法、返済期間等を決めます。

頭金を増やすことで当然借入金額は減りますが、今年度新築した場合は、13年間の1%のローン減税があります。銀行の金利も1%を切っている商品も多いことを考えれば、頭金を減らしてその分を他の有効な投資方法を検討し、借入額を増やすことも一つの方法です。
ただし、借入金額が多いと諸経費の上乗せや、毎月の返済額が大きくなるというデメリットもありますので、慎重な判断をしていただければと思います。

ちなみに、私はできるかぎり借入金額を増やして、別の投資や何かのための予備費として貯蓄し、もし金利が上がれば、繰り上げ返済を考えています。

ステップ⑦ 補助金申請

着工前に、補助金申請が必要なものもありますので、あとで後悔しないようにHPを調べたり、市町村の建築関係課に問い合わせてみてください。

また、長期優良住宅やZEHの補助金は、あとから知っても使えませんので、建築会社に契約前にご相談ください。

参考:goo(自治体の給付金)

ステップ⑧ 建築工事関連

建築工事には、さまざまありますが、基本的には業者に全て任せることになると思います。

ケースとしては少ないですが、電気工事や水道工事は知り合いに頼みたいという場合や太陽光発電設備を別に契約したい場合などがあります。
これは、建築会社によってできる場合とできない場合がありますので、契約前に確認をする必要があります。

また、建築会社によっては、構造見学会として、一般公開するところもあります。外部に見せられるということは、それだけ自信を持った建物とも言えますので、提案があれば、構造見学会等の実施をするのも良いと思います。

ステップ⑨ 家具・家電選び

家具と家電選びは、建築工事中のこのタイミングになります。特に家電については、時期によって金額も変わりますので、できるだけ早い段階からの調査をおススメします。

家具については、新居が完成しないと雰囲気もわからないところもありますので、候補をピックアップしながら時間をかけて決めると良いです。

また、ぴったり家具を合わせるには、施工誤差などで図面と多少ズレがあることがありますので、実測も必ず行ってください。

ステップ⑩ 火災保険選びと契約

火災保険は、建物の仕様(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等)や耐震等級により、保険料が30年間で考えれば50万円以上違うこともあります。
このことを火災保険選びの際に初めて気づく方も多いので、火災保険については、どの程度になるか、建築業者を決める前に目安程度で構いませんので検討することをおすすめします。

地震保険については、保険会社によって金額は変わりませんので、会社選びはする必要がありません。逆に地域や建物の仕様により金額が大きく変わりますので、ご注意ください。

地震保険に関する記事はこちら👇

ステップ⑪ 完成検査(内覧会)

引渡し前の、完成した新居のチェックです。

基本的には、傷のチェックや建具の開閉などが中心となりますが、思っていたものと違ったり、間違った仕様があれば必ず伝えてください。
この時点なら、修正可能でも引渡し後は対応してくれないことが多くあります。

また、お知り合いの建築士がいましたら、第3者として見てもらうことをおススメします。
天井裏や床下など目に見えないところまで、専門的な目で見てもらうのも一つの方法
です。

ステップ⑫ 引渡し、引越し

完成検査が終わり、最終的な修正が終われば、建築業者から建築主に建物が引渡されます。

この時点でやっと、建築主の所有権となります。(正式には登記後ですが)

工事中にもしも火事があったら建築会社が負担しますが、引渡し以降は当然建築主になります。
なお、地震などの自然災害の場合は、工事中でも建築主が負担する場合がありますので頭の片隅に入れておいてください。

電気設備や家具など一通りの搬入が終わりましたら引越しとなります。

ステップ⑬  登記、住所変更等諸手続き

諸手続きは、建物の表示登記をまずは行わなければいけません。司法書士などに頼む場合も多いですが、法務局も10年前と全く違い、相談コーナー等を設けて、ご自身で申請することを推奨(?)しています。

表示登記については、初めての場合は、概ね①事前相談、②申請、③修正、④受取の4回法務局に行く必要がありますので、その時間と申請書の作成が可能ならばご自身でやって経費を抑えるのも良いと思います。

その他、ローン減税手続き(確定申告時)や住民票の異動、各種住所の変更など手続きはたくさんありますので、 落ちがないよう注意が必要です。

また、完成後申請ができる補助金もありますので、忘れないように手続きをお願いします。

ステップ⑭  ローン実行

建物の表示登記が完了していないと、建物担保がないため、ローンが実行できず残高は減らすことができませんでしたが、登記完了でやっと、ローンの支払いの実行となります。

特に固定金利での支払いの場合、ローンを払い始めたら安心して支払いについてあまり考えなくなります。これ以上大きく金利が下がることはないと思いますが、社会情勢を見ながらローンについても随時見直しの検討をすることをおススメします。

ステップ⑮ 建物の定期メンテナンス

建築会社によって、3ヵ月点検や1年点検無料点検などそれぞれ違います。

車の車検と同じで家も定期的なメンテナンスが必要ですので、定期的に建築会社に見てもらう様にしてください。

ただし、定期メンテナンスによって、リフォームや修繕を業者が勧めてきます。しかし、業者としては定期メンテナンスで大きな利益を得ている状況もありますので、出てきた結果を鵜呑みにしすぎないように注意してください。

新築住宅での生活~100年暮らす家へ~

以上が新生活までにあなたがしなきゃならない15のステップです。

みなさまの後悔しない納得できる家づくりに少しでもお力になることができましたら幸いです。

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